介護ゲーって無いのか、真剣に考えてみた
パサリ。
紫の花を、誰かが落とした。
その人は、老人ホーム職員のおばあちゃんだった。
バス停でバス待ちの最中、色々話を聞いてみた。
「老人ホームは(相性が)合えば幸せ、合わないと不幸」なのだと言う。
実際そういう人を多く見てきたからのアドバイスなのだろう。
私は素直に「へえ、そうなんですね」と答えた。
私にだって、親がいる。
雨の中、他人事とは思えず、しんみりと聞きいってしまいそうだったが、
不思議と脳内はピコピコしていた。
(介護をするゲームって聞いたことがねーなぁ)
というわけで、介護ゲームの話である。
「介護 ゲーム」でググってみると、実は介護に関するゲームは存在することがわかった。(だが、「介護福祉士試験」等の専門教育用のゲームが多い)
だけど、介護をするゲームってのは見つからない。
多分、爺ちゃん婆ちゃんの面倒を見るというゲーム自体、地球上に殆どない。
世話をするゲームはたくさんあるのにね。
でも、考えてみたところでゲーム化は難しいだろう。
例えば、ゲームとして「一狩り行こうぜ」みたいなノリはあるけど、
「一介護しようぜ」みたいなノリは、ちょっと無理がある。
介護もモンハンも、ソロプレイではどうにもならないことがある。
生活で、身体の部位(パーツ)は破壊されるかもしれない。
だけど、交換はたぶん簡単じゃない。
メダロットならパーツ交換は簡単である。奪いあいまでできる。サツバツ。
もちろんメガシンカはできない。
メガタイカしていくことはあるかもしれない。
幼児退行という意味では、ゲンシカイキが近いかもしれない。
そんな感じで、介護をゲームに落としこむのは容易ではない。
衰えていく人間を見るゲームなんていうのは、割とニッチな楽しみだ。
(勇者のステータスがどんどん衰えていって死ぬ、転生ものの「勇者死す」みたいなゲームはあるけどね!)
とにかく、介護というジャンルは、ゲームに落としこむのが難しい。
しかし、介護ゲーにも、希望はある。
私の予想では、2077年。
6つ子、ならぬ6つ爺の日常を描いた「おそ松さま(※)」が、
何故か、女性を中心に大流行する。
おそ松さん THE GAME はちゃめちゃ就職アドバイス -デッド オア ワーク- 予約特典(特製スキンシール&連動壁紙)付 - PS Vita
- 出版社/メーカー: アイディアファクトリー
- 発売日: 2017/06/29
- メディア: Video Game
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そして、流れるように「おそ松さま THE GAME」発売。
6つ爺の背中をさすったり、トイレに連れて行く等の、世話をする。
これが、世界初の介護ゲーである。
ちなみにプレイヤーは、おそ松ファンのお婆ちゃん達であり、なんちゃって老老介護。
そんなシュールでギャグでシェーな未来が待っているに違いない。
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(※)おそ松さま・・・齢80となり、老人ホームにも入れぬ6つ爺の、日常を描いたギャグアニメ。人気声優の起用と、懐かしの雰囲気によって、高齢女性層からも人気という異様な作品。様々なグッズも発売されており、お婆ちゃんがお爺ちゃんのグッズを買うシュールな状態がアニメイトで日常になる。一番人気は松パジャマ(乾きが早い)。
ちなみに、イヤミは何故か年を取っていない。