8巻の話。
書籍における、8巻っていうのは本当にいいものだ。
末広がりの「8」だからって意味じゃない。
もう少しだけ、深い意味がある。
まず、8巻まで読んだっていうと「おお、読んだな」って感じがする。
2巻とか3巻とかで諦めなかった自分を褒めてあげたい気持ちになる。
それだけではない。
私が今読んでいる本(これは恥ずかしいのでナイショ)は全10巻。
8巻というと、残りは10-8=残り2巻・・・と計算してしまいそうになるが、実はまだ8巻を読んでいないので、残りは3巻ということになる。
「あと2つで終わってしまう」と考えると、人間ついつい焦って、次に何を読もうかあれこれ要らぬ思案を巡らせてしまい、手元の本に集中できなくなる。しかし、あと「3巻ある」と思うとどこか安心する。
明後日のことはドキドキするが、明々後日のことは意外と抜けているもんである。
ついでに、8という文字の形もいい。
丸が2つあって愛らしい。
このように、8巻というのは素晴らしいことづくしだ。
ちなみに、9巻になったら焦るのかというとそうではない。
9というのは「究」であり、来るところまで来ちゃったな、ってカンジなので覚悟も決まるからだ。
まとめ・
8=落ち着く