雨だから、どうぶつの森に行きたい

今週のお題「行ってみたい場所」

 

今日はあいにくの雨。

雨と言って思いだすのは「どうぶつの森」だ。

 

どうぶつの森

それは、動物たちの住む村で、気ままにのんびりと暮らすゲームである。

 

どうぶつの森の世界では、雨が降る。

雨の日は、傘をさして歩くこともできる

このできるには、しなくてもよいというニュアンスが含まれており、つまり雨の日に傘をささない振る舞いができる。

 

そのような狂人めいた振る舞いをしていると、

「あなた、傘さしてないのね」

と、住人に奇異の目で見られることもある。

最初のうちは「へー、傘をささないとリアクションされるんだ」というイベントのように思うかもしれない。

 

雨の日に傘をささないで暫くいると、いつしか住人たちの間で妙な噂が流れだす。

「あの人はいつも傘をささないで、変な人だ」

そして奇特な行動の噂は積み重なっていく。

「あの人はよく何か掘っている」

「釣りをした魚を密売しているらしい」

「他の村からよそ者を連れこんでいる」

「あの人の家にはローンがあるらしい」

「最近また増築して借金を増やしたとか」

「いつまでも独りで異性の気配がない」

 

噂が噂を呼び、村人の間では、すっかり奇人として名が知れてしまう。

 

そんなことを知ってか知らずか、

彼は今日も、傘をささずに村を回遊する。

 

どうぶつの森

それは、動物たちの住む村で、気ままにのんびりと暮らすゲームである。